(LO的原文剧本,懒得翻了先凑合着看吧...)
現場、停車したバイクを蹴る足。
「ターゲットがポイント48を通過しました。尚、逃走に使ったバイクは燃料切れのため放置。その後にトラックをヒッチハイクした模様」
神羅ビル、ヘリポート

タークスメンバーが勢揃いしてツォンを待っている。(タークスのテーマ、BCっぽいアレンジ)
「主任がまた深刻そうな顔してるぞ、と」
冷やかすように、レノ。
「5年前は助けたのに、今度は捕まえろか」
沈んだ表情で、吐き捨てるようにロッド。
「因果なものね」
あまり表情を変えずに、短銃娘。
無言の格闘女。
「考えてみれば、哀れな奴らだ」
静かに、二丁拳銃。
「同情しちまうぜ」
二丁共々、暗い顔で格闘男。
「あら皆さん、随分とお優しいですわね」
小馬鹿にしたように、散弾嬢。
何か言い返そうとしてことばに詰まるロッド。
「どんな任務でもやりとげる。それが俺たちの仕事だぞ、と」
メンバーの間を通り抜けるツォン。
「行くぞ」
「はい」
「べー」
一斉に返事をする中、ロッドに向かって舌を出す散弾嬢。
「なっ」
憤るロッドの横でレノが小さく呆れたように笑う。
「出撃だぞと」
ヘリに乗り込む一同。
「新人、急げよ」
拗ねたような、言葉を飲み込むようなロッドの返事。
「行きますよ!」

ミッドガルに向かうトラック
どこか、荒野の様な道を走るトラック。
「なあ、ミッドガルに着いたらお前どうする?」
「でも、ま、とりあえずは金だよな」
「なあ、おっさん。何か俺にできるような商売しらねぇか?」
「何言ってんだ。若いうちは何でもやってみるもんだ。若いうちに色々苦労してな、自分の道ってやつを探すのよ」
「何でも、だってよ。そんなこと言われたってなあ」
「お、そうか。そうだよな。俺は他のやつが持ってない知識や技術を一杯持ってるんだよな」
「よし、決めたぞ。俺は何でも屋になる」
「あんた、俺の話ちゃんと聞いてたのか?」
「面倒な事、危険な事、報酬次第で何でもやるんだ。儲かるぞー」
「なあ、クラウド。お前はどうする?」
反応しないクラウド。
「冗談だよ。お前を放り出したりはしないよ」
「トモダチ、だろ」
「俺達は何でも屋をやるんだ。分かるか?クラウド」

追っ手のスコープの照準がクラウドに合わさる。
「ターゲット、ポイント12を通過。間もなく射程距離に入ります」
「よし、やるぞ」
「しかしタークスからは到着を待てとの…」
「手柄を奴等に渡す事は無い。いいから打て」
タークスのヘリも近付く。

「おい、おっさん。まだ着かないのか?」
トラックの屋根に身を乗り出すザックス。
「このポンコ…ツ…」
瞬きをした瞬間、持ち前の勘で狙われていることに気付くザックス。
「クラウド、伏せろ!」
クラウドに覆いかぶさって庇う。
暗転する画面。
「クラウド、逃げろ!」
――銃声。